怒りの正体
2024年10月3日
アンガーマネジメントの研修をしたことは何回かある。怒りは二次感情で、その前に不安や恐れを感じると怒りに変わると教わったことはよく覚えている。つまり不安や恐れの強い人は怒りっぽくなるという。われわれは生きていくなかで、都合の悪い一次感情をいつしか怒りに変える脳を作ってきた。「泣くな!」、「ビビるな!」、「モジモジするな!」と。子供時代に感じやすかった一次感情は、いつしか抑圧されるようになった。そして抑圧の結果として、怒りを覚えた。周りの大人たちが泣く子を見たくなかったのかもしれないとも思う。怒りはだいたい攻撃に変わり、近くの弱い人を責めるのだ。誰もが他人や自分を傷付けることができる怒りは感じたくないはずだ。それにはまず不安や恐れを感じた自分を受け入れてみる。次に何に不安や恐れを感じたのか?を思い出してみよう。逆に誰かに怒られたときには誰かの不安や恐れを考えてみる。その怒りの正体を僕は知ってる。