恩を着せる
2025年2月7日

「あなたのために私がやってあげるわ!」、「誰のおかげで生活できると思ってるんだ!」、「俺が旅行に連れていってやる!」と子供や配偶者に言っている人がいる。この人は自分が善意や愛の仮面を被って、見返りに感謝や従順を求めているのだ。親に恩を着せ続けられ育った子供は、大人になったときに自己肯定感は無くなり、他人の悪意なきミスを憎み、誰かの一言やふとした態度でキレるようになるかもしれない。また恩着せがましいパートナーとの生活で、きっとそこには癒しが無くなるだろう。恩着せがましい人には、心の距離を置いてもいいのだ。もし自分が恩着せがましいかもと気づけたなら、相手にやってあげたいことをやるだけでよい。そして、子供やパートナーにそれをやらせてもらっていること自体に感謝しよう。いくら寒波が来てるからって恩を着せてはいけないのだ。