院長ブログ

現実を受け入れたら

2025年4月8日

 今日の天気だって、抱えた病気だって自分に起こっている現実である。生んでくれた親だって、自分の顔だって、能力だって現実であろう。自分にとっての現実が不運だと思うことがあるかもしれない。更に他人に起こっている幸運と比べてしまったら、誰だってその不運を何倍にも膨れ上がらせてしまう。人はときに自分にないものを追い求めて苦しみ、自分にあるもの、つまり現実に目を背けてしまう。でもそんなことでは、いつになっても幸せになれない。自分は自分、他人は他人。一見、現実を受け入れることは、自分にとっては不運や不幸と認めることかもしれない。しかしそれができれば、自分にあるものがいずれ見えてくる。そしてあるがままの自分を受け入れられる。あるがままの自分自身を愛せることが一番の幸せである。他人と比べずに、現実を受け入れて、自分にあるものを大切にしている人こそ、自分を愛せて、他人からも愛されるのかもしれない。



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