僕は物心ついたときから浦和に住んでいる。浦和駅とその周辺の変貌ぶりは、この10年特に凄まじい。東口の風景は、自分の小学生時代から考えたら、まるで違う駅だ。
小学生のとき東口の商店には何人も友達がいたことを思い出した。そのお店の殆どが今は同じ場所にない。両親共働きだった僕は、あちこちの家に遊びにいくのが好きだった。はしごもしていた。家に行くと、その子の生活が見えて、距離が近くなった気がした。お店に行くと仕事も見えた。在宅診療しているとあの頃を思い出す。