愛と憎しみの共生
2023年9月7日
誰かを愛していると言っていても、場面が変わると憎しみの籠った言動を繰り返す人がいる。それは矛盾しているようだが、よくある話である。同居の家族に繰り返すDV、子供を心理的に支配する親、不機嫌を繰り返す配偶者などが例えば挙げられる。それは自分が愛しているというよりは、相手からの愛を求めているに過ぎない。だから親に愛されていないと思う子供こそが非行に走る。愛している気持ちで満たされ、幸福を感じられることで初めて愛していると言える。逆に愛情飢餓感から憎しみに変わり、そして不機嫌になる人は、愛することを知らないのだろう。結論として、真実の愛と憎しみは共生しない。操作対象である家族や配偶者に対して抱く憎しみこそが、愛に飢えた人間の執着心の発現である。