院長ブログ

悲しみを受け入れる

2024年6月20日

 今日も思い出の沢山ある大切に診てきた患者さんが亡くなった。思えば思うほど悲しい。やればやるほど悲しいことがある仕事だ。しかし人は悲しみに包まれているときは、その悲しみを抑圧してしまうものだ。つまり考えないようにするものだ。しかし自分が悲しみを抑え込もうとすればするほど、他人の悲しみを受け止められない。どうしても他人の悲しみに叱咤激励で返してしまう。だから自分の悲しみをまず受け入れたい。思いっきり泣いたっていいと思っている。自分の悲しみを受け入れたときにこそ、初めて他人の悲しみが受け入れられる。自分が悲しいことを認められたとき、他人に対して優しくなれると信じている。



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