誰もがネガティブな気持ちに囚われているとき、そのことを自分の中にいる批判者は増長している。「自分はダメな奴だ」、「こうなったのは自分のせい」と。
物心ついたときから親や教師、周りの大人たちから聞いてきたネガティブな言葉たちの集合体が彼の正体だ。大体のことを成功しているのにそれを褒めずに、ちょっと僅かの失敗をけなしたり、前向きに進んでも過去にこだわり足を引っ張るのが彼の特徴だ。気づいたら出てきてしまうので消したくても消えない。だからいつも彼の声が聞こえてきたら反論する。それを繰り返す。彼だけには負けない。