自分一人で悲しみや辛さを抱えてしまったとき、誰からも愛されていないと思ったことはないだろうか?自分を助けてくれる人はいないのかもしれない、と。そんなときこそ、子供の頃愛してくれなかったと思う親からも、一緒になれなかった恋人からも、憎しみ合った元配偶者からも、音信不通の兄弟からも愛を受け取ったことを思い出してみる。必ず一つか二つは愛されていた思い出がある。愛されていたと思えればその人への感謝の気持ちで心が救われる。人は受け取った愛を感謝に変えられる生き物である。その感謝こそが悲しく辛い自分を助けてくれるであろう。