さいたまランフェス
2023年1月26日
育って、仕事をして、ずっと住んでいるこの町で先日マラソン大会が開かれた。更衣とストレッチは、剣道とバスケの試合をしたことのある浦和駒場体育館。スタートとゴールは、持久走大会や相撲大会に出場し、レッズを応援した駒場競技場。そしてコースの463号線は、子供の頃からずっと通ってきた道だ。コース上には、父に連れて行ってもらい、息子を連れて行った市民プール。遠出した帰りにいつも疲れを取ってくれた家系ラーメン屋。春には見応えのあるさくら並木が広がる新見沼大橋。そして病院の前から続く産業道路も走れた。思い出ばかりのコースで、走りながら自然と涙がこぼれた。さいたまで育ち、今生きていることに力をもらい、僅かに自己ベストを更新してゴールができた。