院長ブログ

感情の選択

2024年3月15日

 同じ映画を見たって感想はみんなそれぞれ違う。恋人同士だって、親子だってそうだ。悲しかったり、面白かったり、つまらなかったり。あくまである一つの作品を見たという事実が同じであるに過ぎない。アカデミー賞が自分にとっては駄作だったりする。しかし映画だけの話ではない。われわれは全ての現実や事実に対して、それぞれが個々に喜怒哀楽の感情を選択しているのである。だから感情は生まれるのではなく、脳が生み出すものであると言える。それを教えたいのは、他人の顔色ばかり伺う人だ。他人の脳の反応つまり感情の選択なんて全く気にしてもしょうがないと思える。また自分の不機嫌を他人にぶつける人にももちろんである。悲しんだり、怒ったりするのはその人の選択で、周りの責任ではないのだ。もし自分がそういった感情に苦しんでいるときにも思い出して欲しい。どんな事実に対して自分がネガティブな反応をしたのか?その事実を見直したとき、何故その感情が選択されたのかを客観的に見つめることで、自分の苦しみも落ち着いていくことにきっと気づける。


さいたまマラソン

2024年3月7日

 2月12日さいたまマラソンに参加した。僕が初めてフルマラソンを走ったのは、約4年前の埼玉国際マラソンである。同コースで今回の大会が開催されるとあって、練習にも気合いを入れていた。今年の1月は月間で自己最高走行距離を走ることができた。また9回目のフルマラソンで初めてコスプレに挑戦した。今年の干支にちなんでドラゴンボールにした。やっと迎えた当日、スタート時には金メダリストの野口みずきさんが僕の姿に気づいて、声をかけてくれた。コース上でも多くの家族や職員、患者さんたち、友人達も駆けつけてくれて沿道で差し入れや声援をくれた。またコスプレのおかげで多くの方々に応援してもらえた。とても勇気づけられた。35km付近では両脚を傷めたが何とか完走することができた。終始生きてて良かったと感じられる時間であった。さいたまマラソンの思い出を僕の心の支えにしてこれからも生きていく。


ボタンのかけ違い

2024年3月4日

 他人の言動に対して、そこから心まで読んでしまい、自分は嫌われているとか、自分に対して悪意があるとか思ったことは誰にでもあるだろう。更に言葉の表現が拙かったりして、他人の言葉は伝わりにくいこともある。そこでボタンのかけ違いのように、お互いが意図しない方向に心がずれていくことがあったかもしれない。思い込みだけで人間関係はズレていきやすい。そうしないためにも、自分以外の他人の言動には、一喜一憂しないことがまず大切である。そして自分以外の人が考えていることは、配偶者だって親子だって全部分かり得ないことを思い出して欲しい。ボタンのかけ違いだって、すぐに気づけば何てことはないから。


空が綺麗

2024年2月27日

 冬の空は透き通り綺麗。いつも見る空を毎回美しく感じられるかはそのときの自分の心次第。心が満たされていればいつも綺麗。空色を伺うように誰かのご機嫌ばかりを伺っていれば、空の色と誰かの機嫌の良し悪しを一喜一憂してしまうので。


心の支え

2024年2月19日

 われわれ人間は何かに依存しやすい。配偶者や親、子供、兄弟、友人など、その人がいないと生きていけないことがここで言う人への依存である。また仕事やゲーム、アルコールやニコチンなどの薬物だってそうだ。しかしそれがなくても生きていけるのが自立である。何事からも自立できるのが、幸せな人生を送るコツだと思っている。しかし自立した人間でも辛くなることがあるのが、人生であろう。そんなときには心の支えが必要だ。どんなときでも、自分を受け入れて助けてくれる存在が心の支えだ。人で言えば誰かを思って前を向けたり、その人のために頑張れたりするのだ。また自分の中にある過去や未来だってきっと心の支えになるだろう。自分が倒れても助けてくれると思える心の支えこそがわれわれを自立に導き、幸せな人生を大切に歩ませてくれるのであろう。



最近の記事