
右から左へ聞き流すことは、生きていく上で大切な技術である。いちいち嫌みな人、一言余計な人、話が延々な人は必ずいる。しかしこのような人と接しないことにはならないのも人生である。だから他人の言葉では、自分の価値が変わらないことを信じる。もし傷ついたらその人から離れればいい。もし自分が褒められても、相手に感謝するだけで有頂天にはならない方がいい。
右から左へ聞き流すことは、生きていく上で大切な技術である。いちいち嫌みな人、一言余計な人、話が延々な人は必ずいる。しかしこのような人と接しないことにはならないのも人生である。だから他人の言葉では、自分の価値が変わらないことを信じる。もし傷ついたらその人から離れればいい。もし自分が褒められても、相手に感謝するだけで有頂天にはならない方がいい。
「大丈夫?」ってよく聞く人がいる。自分が安心するために聞いてくるだけに聞こえる。相手に「大丈夫。」と答えてもらうために聞いている気がする。自分の承認欲求を満たすために。こちらは駄目でも「大丈夫。」って答えてしまうから。「大丈夫?」って聞く前に助けて欲しいと思うのは、僕だけだろうか?聞いたからにはその後にフォローしてくれるのだろうか?聞くだけで満足する人ではいたくない。「大丈夫!」っていつも思って生きていこう。
医師をやっていて一番嬉しいのは、気持ちが触れ合うときだ。患者さん、そのご家族、ナースなど何とかしたい、何とかしてあげたいという思いが重なるときだ。それに呼応できるように、知識や技術はもちろん、心も身体も自分を磨いていきたい。仕事でなくとも気持ちの触れ合いこそが、われわれ人間に力を与えてくれる。それは人としての喜びにもなる。この仕事をできている現在に、感謝と誇りを忘れずに今日も病院へ向かう。
お金がなかろうが、病気をしてようが、離婚をしてようが、他人にどう思われようが、そんなことは幸せには関係ない。ある瞬間に苦しかろうが、人生終わったと思おうが、大切なのは今。幸せなんて自分でしか分からないように、過去の出来事をどう解釈するかだって、自分にしかできない。過去なんてただの記憶を今思い出して、それを今感じているに過ぎない。だから今を幸せだと思えるように生きていこう。過去が今を作ったことを肯定できるような人でいよう。今を受け止め、今を楽しみ、今からに期待する。
若ぶったり、強がったり、仕事ができるように見せたり、と虚勢を張る人がいる。それは他人に見える表の部分かも知れないが、他人から見れば虚勢だと分かられてしまう。裏の顔は見られてしまうのだ。でも表裏があることにきっと自分は気がついてない。本当の自分が分かっていない。きっとそんな人は自分を愛していないに違いない。