院長ブログ

もう少しだけ頑張る

2023年10月6日

 みんな頑張っている。子供だって、大人だって、好きな人だって、苦手なあの人だって、みんな頑張って生きている。よく考えたら頑張っていない人なんていない。自分のことも、他人のことも頑張っていると認めてあげたい。もし限界が来たら逃げたっていい。でもあと少しだけと思えたなら頑張れるかも。限界を少しでも大きく、高く、長くしたい。いつももう少しだけ頑張れる自分でいたい。


感情の束縛

2023年10月3日

 感受性、嗜好は個人個人で異なる。しかも兄弟や親子でも違うことを忘れてはいけない。楽しいこと、悲しいこと、嬉しいことは一人一人違うのである。しかしその前提に立てない人が自分の親、配偶者、上司になったときに、われわれは苦しむこととなる。つまりその人は相手に感じ方を押し付ける。「何で楽しくないのか!」と。それを感じない相手に対して不機嫌となる。そして楽しまない相手を攻撃したり、悲しまない相手を批判する。言わば感情の束縛を行うのだ。これを受けて育った子は自我の形成不全、家では休まらず、職場では仕事の楽しさを忘れさせられていく。感情の束縛をしている相手が、われわれにとっての重い足枷となっていることに気づいたときこそが、われわれの自立への第一歩となるのである。


予測の事態

2023年9月29日

 毎日小さな不測の事態は起こる。そして大きな不測の事態もいつか起こることを最低限予測しておくことは、今を幸せに生きる一つの秘訣であろう。不測に対してそれに備える。貯金、保険、リビングウィル、防災用具、遺言、日々の運動、腹八分目、自他ともに優しさを表現するなど。未来への不安に苦しむ我々は、起こりうることに少しだけ備えておく方が安心に繋がる。今の気持ちが前向きになれる。そうやって人類は発展してきたのだ。今を大切にするため、予測の事態として頭の片隅に置いておく。


ああすればよかった

2023年9月25日

 「ああすればよかった」、「こうすればよかった」と思う日を過ごしていると疲れてしまう。後悔はエネルギーを奪うのである。逆に、「あれでよかった」、「これでよかった」と思えることが幸せである。過去の選択、言動をいつまでも嘆いて、悔やんで、誰かを憎んで、羨んで、心の中で突き放していても仕方ない。「ああすればよかった」ばかりが出てきてしまうときは、「次はこうしよう」で思考を終わらせていこう。または「あれでよかった」に変えていこう。変えるには感謝が必要。その後で優しさも生まれてくる。だから今日も前へ進める。


生きるのが辛いとき

2023年9月21日

 人には得意なものが必ずある。また好きなものはやっていて楽しいからどんどんやってしまうので、気づいたら上手にもなっている。逆に苦手なものからは逃げたくなる。自分が生きることが辛い時には、苦手なものに囲まれていないか考え直したらいい。対人、仕事、家事、育児など苦手なものがあったっていい。好きなもの、好きな人を少しずつでも探していけばいい。得意なことだけ頑張ればいい。そうやってみんな生きている。苦手なことばかり頑張り続けていると、いつか生きるのが辛くなるから。



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