院長ブログ

特別な自分

2024年6月4日

 テレビをつけると大谷翔平が活躍している。街を歩くとスタイルのいい若者が目につく。マラソン大会に出るとずっと速い人に追い抜かれる。母校の大学から来る新聞には医学界で活躍する同級生がいる。SNSでは各地の旅行を楽しそうに周る友人がいる。それぞれの人たちの幸せを共有するのは僕の幸せの一つかもしれない。でも僕の人生では僕だけが主人公。僕の人生では僕以外は登場人物。自分の人生を幸せにしていくためにみんな生きてる。いつも幸せでいる努力や挑戦こそが、僕を特別な存在に導いてくれる。


親のせい

2024年5月30日

 人間性は誰もがまず親に与えられたかもしれない。幼い頃に思いっきり甘えられなかったり、不機嫌をぶつけられたり、食事を急かされたり、他人の役に立つように自己犠牲こそが美徳と教えられたり。だから嫌いな食べ物も無理して好きなふりをしたり、好きなおもちゃを妹にあげたりもした。しかしそればかりのせいにしてられない。今は大人だ。自分で仕事だって、結婚だって、趣味だって、生き方だって全て決められる。苦しいからって、辛いからって、親のせいにしてたらいつになっても抜けられない。親のせいを卒業しなければ、きっと心は成長しない。親のせいは心の癖くらいにしておく。


誰のおかげで

2024年5月27日

「誰のおかげであなたが…」と言う人。言った自分がその「誰」を自分に特定させたいなら、実に恩着せがましい。愛情の押し売りをして、見返りを求めて、従順を得たいのだ。いい親やいいパートナー、いい上司を演じて、相手をコントロールしたいのが言われた方には分かってしまうのだ。「誰のおかげで…」は言わない方がいい。いや言ってはいけないのだろう。言われた方は辛くなる言葉である。もし言おうと思ってしまったときには、そんな自分を少し反省してみる。


相手を責めない

2024年5月18日

 相手を責めて、攻撃して、コントロールしようとすれば、必ず無視されたり、言い返されたりする。だからその相手には嫌われているんだと思い、もう距離を置こうなんて思う。そんなことを繰り返せばいつの間にか周りに人はいなくなる。家族だって、友人だってそうだ。だから他人を責めてはいけない。自分の気持ちを伝えるだけでいい。例えばLINEの返信が無いと私は寂しいとか、もっと一緒にいたいだとか。誰だって相手は鏡。自分が相手を責めれば必ず自分に返ってくる。責めた自分の心を写し出す。子供だって、配偶者だって、部下だって責めてはいけない。助言に見せかけた攻撃をする人やみんな違うはずの自分の普通や常識を押し付けている人は、誰にだってそう見抜かれている。


幸せにするよ

2024年5月14日

 「僕が君を幸せにするよ」とプロポーズされ舞い上がり、幸せな気分で結婚してしばらくは確かに幸せだろう。しかしその相手が幸せにしてくれる、相手次第だと思い続けていれば、いつしかその幸せがなくなる。またプロポーズした方も同じ。自分が相手に幸せだろうって与えた結果が実は幸せかどうかは分からない。自分の気持ちを幸せにしてくれるのは、あくまで自分だけであることを忘れてはいけない。つまり幸せは自分でしか決められない。けして親やパートナー、能力、容姿、体質などの運命に左右されない。人生や日々の出来事にどう意味をつけていくかで幸せを掴むのだ。



最近の記事