院長ブログ

比較の悲劇

2023年9月4日

 誰かと比較して劣等感を感じる人は、誰かと比較して優越感を感じたがる。そして束の間の幸福感を感じる。それを短い人生の中で繰り返していく。親からの愛、成績、徒競走、学歴、会社の知名度、恋人のスペック、配偶者の収入、地位、子供の学力、持病、容姿など他人と比べて自分はどうか?と。比較することで得られる優越感は麻薬のようなもので、そのときに得られる幸福感はあくまで一時的で、次から次へと比べて優越が得られないときには、誰かの悪口や誰かを攻撃までして、何とか優越感を感じようとする。比較をやめられたときこそ、気づいたら劣等感は感じずに、そして優越感を求めなくなる。そのときこそ我々が幸せを感じる無限ループに入ることができると信じている。



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