傷ついてきた人は、過度に自分の身を守りたがる。友達にいじめられたり、親に過度な期待や管理をされたり、周りに不機嫌な人がいて攻撃されてきたのであろう。そしてその心の習慣、つまり殼はなかなか崩れない。だから自分の身を守っている人に対してわれわれは、愛想もなく、不親切な人だと思ってしまう。しかし世の中は悪意に満ちてはいない。その人にも善意や優しさが眠っているだけだ。不親切だと思ってしまう人にこそ、われわれは親切にしよう。きっといつかは眠っていた心が起きて、殼が破けるのではないか?傷ついた心が癒されるのではないか?そう信じている。